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ゼミを希望する学生へのQ&A

Q1.佐藤徹ゼミの研究テーマは何ですか?

A1.①地方自治体の計画策定、政策評価、予算編成など「政策形成・政策評価・自治体経営」に関する事項、②行政の政策形成過程への市民参加、NPOと行政の協働による地域の公共的課題の解決や新たな公共サービスの提供など「市民参加・協働のまちづくり・ガバナンス」に関する事項、③都市や地域が抱える諸問題(人口問題、都市整備、環境保全、産業振興、交通、教育、子育て支援、保健・医療・福祉、市民参加・協働、行財政改革等)など、幅広く学びます。
 理論的研究のみならず、アンケート調査(データ分析)、自治体へのヒアリング調査、事例研究などを通じて実証分析を行っています。具体的な研究内容を知りたい方は、佐藤徹先生のホームページに掲載された書籍・論文、これまでにゼミで使用したテキストなどに目を通しておくとよいでしょう。

 

Q2.佐藤徹先生の講義を履修したことがないのですが、どの程度の知識が必要ですか?

 

A2.行政学、公共政策論、地方自治論、政治学、政策科学などの関連講義を履修していなくても問題ありません。2年生後期から基礎演習がありますので、そこで基礎的知識を少しずつ修得すればよいです。ゼミと併行して、上記の関連講義や佐藤先生の講義を履修するのが望ましいです。知識よりも、むしろ研究テーマに関する関心や知的好奇心のほうが重要です。
 

 

Q3. 3年生で行う「リサーチ・プロジェクト」とは何ですか?

A3.3年生の4月から12月にかけて、ゼミ生が共通テーマで文献調査、ヒアリング調査、アンケート調査などを行い、その研究成果を報告書として完成させるものです。3年生のゼミ活動の中心となります。研究テーマの検討・決定からゼミ生どうしが積極的に議論へ参加したり、グループワークを行ったりします。参考までに、過去のリサーチ・プロジェクトのテーマを掲げておきます。

 

  • 第1期生  自治体行政評価における外部評価

  • 第2期生  事務事業評価システムにおける評価指標の設定と活用

  • 第3期生  市民討議会の意義と可能性に関する研究

  • 第4期生  予算編成過程における施策評価の活用促進要因の分析

  • 第5期生  政策・施策評価システムにおける評価指標の設定と活用

  • 第6期生  討議デモクラシー手法としての市民討議会に関する総合的研究

  • 第7期生  政策の優先順位づけ過程における影響力構造に関する研究

  • 第8期生  協働事業提案制度に関する研究

  • 第9期生  住民本位の予算書に関する研究

  • 第10期生 協働制度に関する多面的研究

  • 第11期生 地方版総合戦略に関する研究

  • 第12期生 政策評価とロジックモデルに関する研究

  • 第13期生 地方版総合戦略とKPIに関する研究

  • 第14期生 地方創生とSDGsに関する研究

  • 第15期生 公共施設マネジメントと住民参加

  • ​第16期生 EBPM(エビデンスに基づく政策立案) 

  • ​第17期生 行政のDX(デジタル・トランスフォーメーション)

  • ​第18期生 まちづくり指標に関する研究

 リサーチ・プロジェクトを通じて、大学における研究の進め方、政策の分析手法などを体得できます。4年生ではリサーチ・プロジェクトで得られた研究成果を最大限生かし、自らの関心に沿った研究テーマのもと、地域や政策分野を限定したケーススタディなどを行うことによって、各自が卒業論文を作成していきます。
 

Q4.公務員試験や就職活動のためにゼミで何か対策をしていますか?

A4.まず公務員試験に関してお答えします。ゼミでは公務員試験に合格し、地方自治体職員になったときに役立つことを、今から先取りして勉強しています。ですから基本的に試験勉強は自分で行うものです。
 ですが、本ゼミではゼミ生が主体となって活動内容などを決められますので、やる気次第でゼミ仲間で公務員試験の勉強会を開くことも可能ですし、試験に役立つ各種情報を集めてゼミ生に提供する公務員試験情報収集係を設けることなども可能です。 
 さらに佐藤先生は元自治体職員でいらっしゃいましたので、勉強の方法や精神面などで様々なアドバイスをしていただけると思います。
 また就職活動に関してですが、ゼミでの討論に積極的に参加し発言していくことで、こうした経験が結果的に就職の際の面接や集団討論で役立つのではないかと思います。また民間企業に内定したゼミの4年生からもホットな情報を提供していただけます。

 

 

Q5.「ゼミ」はどのように進められますか?

A5.ゼミは基本的に学生主体で行われています。特に3年次でのリサーチ・プロジェクトでは、ゼミ生自身がテーマ設定やスケジュールの決定を行います。自由度が高く自分たりのやりたいことをやれるというメリットがある反面、自分たちがやりたいことをしっかりと持ち、ゼミ生間で意見の調整を行うといった自立性・主体性が必要とされます。
 文字通り「個性的な人」ばっかりで構成されているため、ゼミ生の数だけ様々な考えや意見が存在します。意見をまとめていくのは大変な面もありますが、みんなで協力して1つのことに取り組むことで、充実感を得ることができます。横のつながりは非常によく、みんな仲良く、楽しくゼミ活動が行っています。
 佐藤先生から時には厳しいコメントが出されますが、困ったときには親身に相談にのってくださり助言もしていただけるので、私たちの求めるゴールがより明確になります。
 通常のゼミ以外の時間にもみんなで集まってゼミ活動について話合うこともあります。個々の価値観がぶつかるので、レベルの高い議論になることもしばしばありますが、一人一人、ゼミに対して責任観をもち、互いに協力し、より良いゼミにしていくように心がけています。
 本ゼミでは、主体性、協調性、議論する力、プレゼンテーション能力が必然的につきます。大変かもしれませんが、就職活動、公務員試験に限らず、すべてに役立つこと間違いないです。また、2年間ともに過ごすかけがいのない仲間を得ることができると思います。

 

Q6.アルバイトや体育会・サークルなどとゼミ活動は両立できますか?

A6.ほとんどのゼミ生が、アルバイトや部活・サークルとゼミ活動を両立させています。シンポジウム開催のための調査・研究中はゼミ生達でスケジュールを合わせ集まり活動していました。普段でもゼミ生同士が連絡を取り合い、空き時間などを見つけては集まったりもしています。時間を最大限に有効に使って活動しているゼミです。みなゼミ活動に一生懸命取り組んでいるので大学生活はより充実するのではないでしょうか。ゼミの活動が最優先ですが、自分のやる気次第で両立は十分に可能だと思います。
 

 

Q7.ゼミ生の選考はどのように行われますか?

A7.希望者が定員を超えた場合、面接による選抜を行います。面接が実施されるかどうか、またその場合の詳細については、学内掲示板を確認してください。

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