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大学院

メッセージは修了直後に執筆されたものです。

 

      K.KITAGAWA(福祉関係団体勤務)

      2023年3月修了(大学院地域政策研究科修士課程修了、現在 博士後期課程在籍)

 

 私は、団体職員として勤務するなかで、自らのスキルアップのために、大学院への進学を検討しました。本学の入学相談会で当時の地域政策研究科長に研究したいテーマについてお話ししたところ、「そのテーマであれば佐藤徹先生がよい」という助言をいただきました。

 早速、このホームページで佐藤先生の研究実績を拝見し、先生が自治体経営、市民参加や政策評価などについて多くの論文や著書を執筆されていること、また、行政職員としての経験があることも知りました。私の研究テーマは社会福祉分野ではありましたが、政策評価という分野に関心を持ちました。また私は、先生と同郷の大阪出身であることもあり、先生の存在を身近に感じながら、佐藤徹研究室の門をたたきました。

 実際に入学し、佐藤先生の指導を受けるなかで、自分の選択は間違っていなかったと確信しました。理由は2つあります。第1は、先生が幅広い研究実績から的確な研究方法を紹介されるためです。私が「地区社会福祉協議会の経営」というテーマで調査方法について相談した際も、調査方法としてDEMATEL法を紹介していただきました。この方法により、コロナ禍ではありましたが、有意義な調査を実施できました。第2は、先生が多くの執筆や査読の経験から文章表現について的確な助言をされるためです。先生との連名で学会に投稿する機会を得ることができましたが、何度も推敲を重ねる中で、専門家でなくてもわかりやすい表現方法を学ぶことができました。

 このように、佐藤先生の研究は、自治体経営、市民参加や政策評価など公共政策に関する分野ですが、行政関係のみならず、社会人で研究を志す皆さまは、ぜひ佐藤徹研究室の門をたたいていただきたいと思います。佐藤先生の研究実績と実務経験によって、自らが進めたい研究に対して多くの示唆と助言を得られると思います。

研究と現場における3つの視点の大切さ―客観的かつ学問的であるために― 北川 公啓

2023年度 日本地域政策学会 奨励賞

 


 

      M.GODA(民間企業勤務)
      2015年3月修了(大学院地域政策研究科修士課程修了)

 私は学部生(他大学)の時に「市民参加」をテーマにした卒業論文を執筆しました。自分が何に興味・関心を持っているのかを模索しながら悩みぬいて書き上げた卒業論文でした。
 市民参加は様々な学問分野を横断するテーマであり、体系的に整理された基礎理論などがあるわけではありません。そんな中、図書館の一角で佐藤徹先生の著書『市民会議と地域創造』『新説市民参加』と出会いました。そして、このことが、佐藤先生の研究室に入るきっかけとなりました。私と同じ領域に関心を持っている研究者の下で学ぶことによって、自身の問題意識がより明確になるのではないかと考えたからです。
 問題意識をはじめから明確に持っている人はいません。問題意識は自らの置かれた環境の中で育つものだと思います。世の中の動きに注意を向け、たくさんの人や本と出会い、また真剣な議論を友人・教員と交わすことによって徐々に育まれるものだと思います。
 私の修士論文の執筆は思いの外難航してしまいました。佐藤先生にとっては心労が絶えない院生だったと思いますが、最後まで暖かく見守っていただきました。
 最後に、研究テーマは人から与えられるものではなく、自ら探求するべきものだと思います。自治体経営、政策評価、市民参加に関心がある人は佐藤徹研究室の扉を叩いてみて下さい。




      A.NAGAI(群馬県内市役所勤務)
      2014年3月修了(大学院地域政策研究科修士課程修了)

 地方公務員として働きながら、大学院に通わせていただきました。社会人として大学院に通おうと決めたのは“自分への投資”という考えからでした。
 大学院で学んだことは自分にとってプラスだったと実感しております。充実した講義内容により、これまで仕事で携わってきたことを学術的に学ぶことができました。また、今まで知らなかった分野に興味を持てたことも、大変よい経験だと感じております。
 入学当初は仕事をしながらの通学と、単位取得及び修士論文作成に対して不安はありました。しかし、夜間の講義を受講することで時間を有効的に活用し、結果として単位取得することが出来ました。
 佐藤徹研究室では、自治体における政策評価(行政評価)を研究テーマとしていることから興味を抱きました。自らの公務員としての経験を生かし、自治体には必要不可欠とも思われる政策評価(行政評価)を学びたいと思い志望しました。公務員として客観的に自治体の制度や政策を研究するという経験は、大変貴重なものであったと思います。
 修士論文の作成に関しては、想像以上に苦労もありましたが、佐藤徹先生の手厚い指導のもと、なんとか完成させることができ、修士課程を修了することができました。
 大学院で学んだことを実践の仕事で活かせるようこれから精進していきたいと思っています。
 公務員を目指す方はもちろんですが、それ以外の進路を目指す方々にも、佐藤徹研究室をお勧めします。

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